坐薬基剤
1g 3.51円
白色〜微黄色のろう状固体で、におい及び味はない。 加温して融解するとき、無色〜淡黄色の液体となる。 本品はエタノールに溶けにくく、水にほとんど溶けない。 本品はエーテル又はクロロホルムに溶ける。 | |
<製剤の理化学的知見> | ホスコH−15 |
融 点 | 33.5〜35.5℃ |
凝 固 点 | 32.5〜34.5℃ |
比 重 | 0.95〜0.98 |
酸 価 | 0.2以下 |
けん化価 | 230〜240 |
水酸基価 | 15以下 |
ヨウ素価 | 2以下 |
不けん化物 | 0.3%以下 |
○ホスコH−15 ・融点と凝固点との差が小さいため、コンテナに充填後は速やかに固化し主薬の沈降を起こさない。 従って急冷するとひび割れを生じることがあるので、室温放冷後、冷却する必要がある。 ・利用範囲が広く最も一般的な基剤である。 |
白色〜微黄色のろう状固体で、におい及び味はない。 加温して融解するとき、無色〜淡黄色の液体となる。 本品はエタノールに溶けにくく、水にほとんど溶けない。 本品はエーテル又はクロロホルムに溶ける。 | |
<製剤の理化学的知見> | ホスコE−75 |
融 点 | 37〜39℃ |
凝 固 点 | 32〜36℃ |
比 重 | 0.95〜0.98 |
酸 価 | 1.3以下 |
けん化価 | 220〜230 |
水酸基価 | 15以下 |
ヨウ素価 | 2以下 |
不けん化物 | 3%以下 |
○ホスコE−75 ・体温よりも高い融点を示すので、他のタイプの坐薬基剤と配合することにより融点の調整用に好適であるほか、融点降下作用のある主薬を配合する場合に使用される。 |
白色〜微黄色のろう状固体で、におい及び味はない。 加温して融解するとき、無色〜淡黄色の液体となる。 本品はエタノールに溶けにくく、水にほとんど溶けない。 本品はエーテル又はクロロホルムに溶ける。 | |
<製剤の理化学的知見> | ホスコS−55 |
融 点 | 33.5〜35.5℃ |
凝 固 点 | 29〜32℃ |
比 重 | 0.95〜0.98 |
酸 価 | 1.0以下 |
けん化価 | 220〜230 |
水酸基価 | 50〜65 |
ヨウ素価 | 3以下 |
不けん化物 | 2%以下 |
○ホスコS−55 ・配合する主剤の分散性に優れ、乳化性がある。 ・本品は、膣坐薬にも使用が可能である。 |