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閲覧履歴

プレビタS注射液

複合ビタミン剤

1管 59円

添付文書番号

3172400A1046_1_12

企業コード

670156

作成又は改訂年月

2023年2月改訂
(第1版)

日本標準商品分類番号

873172

薬効分類名

複合ビタミン剤

承認等

販売名

プレビタS注射液

販売名コード

3172400A1046

販売名英字表記

Plevita S Injection

販売名ひらがな

ぷれびたえすちゅうしゃえき

承認番号等

承認番号
16000AMZ04105

販売開始年月

1985年8月

貯法、有効期間

貯法
冷所保存
有効期間
2年

規制区分

処方箋医薬品 注1)
注1)注意―医師等の処方箋により使用すること

一般的名称

禁忌(次の患者には投与しないこと)

本剤及びチアミン塩化物塩酸塩に対し過敏症の既往歴のある患者

組成・性状

組成

プレビタS注射液
有効成分
日局 チアミン塩化物塩酸塩  10mg
有効成分
日局 リボフラビンリン酸エステルナトリウム  6.355mg
リボフラビンとして  5mg
有効成分
日局 アスコルビン酸  200mg
添加剤
プロピレングリコール  50mg
タウリン  20mg
クエン酸水和物
pH調節剤

製剤の性状

プレビタS注射液
剤形水性注射剤
pH4.5~5.5
浸透圧比2.0~2.2(生理食塩液に対する比)
性状
黄色~だいだい黄色澄明の液

効能又は効果

本剤に含まれるビタミン類の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦など)。
効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。

用法及び用量

通常成人1日5~10mLを、糖液、電解質補液、生理食塩液あるいは総合アミノ酸注射液等に混じ、静脈内又は点滴静脈内注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

特定の背景を有する患者に関する注意

小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

重大な副作用

  1. ショック(頻度不明)
    血圧降下、胸内苦悶、呼吸困難等があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。

その他の副作用

頻度不明
過敏症
発疹、そう痒感等
消化器
悪心・嘔吐等

臨床検査結果に及ぼす影響

  1. アスコルビン酸を含有しているため、尿糖の検出を妨害することがある。また、各種の尿検査(潜血、ビリルビン、亜硝酸塩)・便潜血反応検査で、偽陰性を呈することがある。
  2. リボフラビンリン酸エステルナトリウムを含有しているため、尿を黄変させ、臨床検査値に影響を与えることがある。

適用上の注意

薬剤調製時の注意
配合薬剤によってビタミンの分解が促進されることがあるので、注意すること。
薬剤投与時の注意
  1. 静脈内投与により血管痛を起こすことがあるので、注射速度はできるだけ遅くすること。
  2. ビタミンの光分解を防ぐため、遮光カバー(橙黄褐色ポリエチレン製カバー等)で輸液瓶又は輸液バッグを被覆して使用すること。

薬効薬理

作用機序
  1. チアミン
    チアミン(ビタミンB1)はATP存在下にthiamine diphosphateに変換し、生理作用を現す。糖質、タンパク質、脂質代謝で、また、TCAサイクルの関門として重要な位置を占めるピルビン酸の脱炭酸反応やTCAサイクル内のα-ケトグルタル酸の脱炭酸反応に関与している。また、トランスケトラーゼの補酵素として五炭糖リン酸回路での糖代謝や核酸代謝にも関与している。
  2. リボフラビン
    リボフラビン(ビタミンB2)は吸収された後、小腸・肝でリン酸化されFMN(flavin mononucleotide)となり、更に大部分はATPの作用によりFAD(flavin adenine dinucleotide)に変換される。このFAD、FMNがフラビン酵素の補酵素として細胞内の酸化還元系やミトコンドリアにおける電子伝達系に働き、糖質、脂質、タンパク質などの生体内代謝に広く関与している。
  3. アスコルビン酸
    アスコルビン酸(ビタミンC)の代表的な欠乏症が壊血病であり、出血傾向の増大、骨・歯牙の発達遅延、抗体産生能や創傷治癒能の低下などを起こす。ビタミンCの投与はこれらの疾患や症状に効果があるが、生理的意義や作用は十分明らかではない。コラーゲン生成への関与、毛細血管抵抗性の増強や血液凝固時間の短縮などによる出血傾向の改善、副腎皮質機能への関与(ストレス反応の防止)、メラニン色素生成の抑制などが報告されている。

包装

5mL 50管 褐色ガラスアンプル

主要文献

1
第十八改正日本薬局方解説書 廣川書店. 2021:C-3188-3195
2
第十八改正日本薬局方解説書 廣川書店. 2021:C-6111-6118
3
第十八改正日本薬局方解説書 廣川書店. 2021:C-95-100

文献請求先及び問い合わせ先

扶桑薬品工業株式会社 研究開発センター 学術室
〒536-8523 大阪市城東区森之宮二丁目3番30号
TEL 06-6964-2763 FAX 06-6964-2706
(9:00~17:30/土日祝日を除く)

製造販売業者等

製造販売元
扶桑薬品工業株式会社
大阪市城東区森之宮二丁目3番11号

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後発薬

                                                                                                                                                                                                       

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