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フェルビナクパップ70mg「NP」

経皮鎮痛消炎剤(無香性)

1枚 14円

添付文書番号

2649731S1259_2_04

企業コード

650037

作成又は改訂年月

2024年3月改訂
(第1版)

日本標準商品分類番号

872649

薬効分類名

経皮鎮痛消炎剤(無香性)

承認等

販売名

フェルビナクパップ70mg「NP」

販売名コード

2649731S1259

販売名英字表記

FELBINAC CATAPLASMS

販売名ひらがな

ふぇるびなくぱっぷ70mg「NP」

承認番号等

承認番号
22400AMX01014

販売開始年月

2012年12月

貯法、有効期間

貯法
室温保存
有効期間
3年

基準名

日本薬局方
フェルビナクパップ

一般的名称

フェルビナク

禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 本剤又は他のフェルビナク製剤に対して過敏症の既往歴のある患者
  2. アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[喘息発作を誘発するおそれがある。]

組成・性状

組成

フェルビナクパップ70mg「NP」
有効成分
1枚中
日本薬局方 フェルビナク  70mg
添加剤
ポリアクリル酸部分中和物、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ゼラチン、エデト酸ナトリウム水和物、ジイソプロパノールアミン、濃グリセリン、プロピレングリコール、D-ソルビトール液、軽質無水ケイ酸、酸化チタン、pH調節剤、その他2成分

製剤の性状

フェルビナクパップ70mg「NP」
大きさ
14cm×10cm
性状
白色〜淡黄色の膏体を不織布に展延し、膏体表面をライナーで被覆したパップ剤
膏体の質量
10g

効能又は効果

下記疾患並びに症状の鎮痛・消炎
変形性関節症、肩関節周囲炎、腱・腱鞘炎、腱周囲炎、上腕骨上顆炎(テニス肘等)、筋肉痛、外傷後の腫脹・疼痛

用法及び用量

1日2回患部に貼付する。

重要な基本的注意

  1. 消炎鎮痛剤による治療は原因療法ではなく対症療法であることに留意すること。
  2. 慢性疾患(変形性関節症等)に対し本剤を用いる場合には薬物療法以外の療法も考慮すること。

特定の背景を有する患者に関する注意

合併症・既往歴等のある患者

  1. 気管支喘息のある患者(アスピリン喘息又はその既往歴のある患者を除く)
    喘息発作を誘発するおそれがある。
  2. 皮膚感染症のある患者
    感染を伴う炎症に対して用いる場合には適切な抗菌剤又は抗真菌剤を併用し、観察を十分行い慎重に使用すること。皮膚の感染症を不顕性化するおそれがある。

妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性に対しては治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。シクロオキシゲナーゼ阻害剤(経口剤、坐剤)を妊婦に使用し、胎児の腎機能障害及び尿量減少、それに伴う羊水過少症が起きたとの報告がある。

小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。

重大な副作用

  1. ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
    ショック、アナフィラキシー(蕁麻疹、血管浮腫、呼吸困難等)があらわれることがある。

その他の副作用

0.1~1%未満
0.1%未満
頻度不明
皮膚
皮膚炎(発疹、湿疹を含む)、そう痒、発赤、接触皮膚炎
刺激感
水疱

適用上の注意

薬剤使用時の注意
  1. 損傷皮膚及び粘膜に使用しないこと。
  2. 湿疹又は発疹の部位に使用しないこと。

薬物動態

PharmacokineticsEtc

  1. 生物学的同等性試験
    フェルビナクパップ70mg「NP」とセルタッチパップ70を健康成人男性の背部皮膚に貼付し、貼付8時間後及び12時間後の角質層中薬物量(角質層中フェルビナク量)を測定した。得られた値について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、角質層中フェルビナク量の平均値の差はlog(0.70)〜log(1.43)の範囲内であり、両製剤の生物学的同等性が確認された。

薬効薬理

作用機序
フェンブフェンの活性本体であり、酸性非ステロイド性抗炎症薬としてプロスタグランジン生合成の律速酵素であるシクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害し、プロスタグランジンの産生を抑制することにより、抗炎症作用、解熱作用、鎮痛作用を現す。構成型COX(COX-1)と誘導型COX(COX-2)に対する選択性はない,

有効成分に関する理化学的知見

一般的名称
フェルビナク(Felbinac)
化学名
Biphenyl-4-ylacetic acid
分子式
C14H12O2
分子量
212.24
性状
  • 白色〜微黄白色の結晶又は結晶性の粉末である。
  • メタノール又はアセトンにやや溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けにくく、水にほとんど溶けない。
化学構造式
融点
163~166℃

取扱い上の注意

  1. 保管方法
    1. 開封後は、開封口のチャックを合わせて袋を密閉すること。

包装

350枚(7枚/1袋×50袋)
700枚(7枚/1袋×100袋)

主要文献

1
社内資料:生物学的同等性試験
2
第十八改正日本薬局方解説書 廣川書店 2021;C-4644-C-4646
3
第十八改正日本薬局方解説書 廣川書店 2021;C-4663-C-4666

文献請求先及び問い合わせ先

ニプロ株式会社 医薬品情報室
〒566-8510 大阪府摂津市千里丘新町3番26号
TEL 0120-226-898
FAX 050-3535-8939

製造販売業者等

製造販売元
ニプロファーマ株式会社
大阪府摂津市千里丘新町3番26号
販売元
ニプロ株式会社
大阪府摂津市千里丘新町3番26号

先発薬

後発薬

                                                                                                                                                                                                       

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