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閲覧履歴

ロサルタンカリウム錠25mg「NP」

A-IIアンタゴニスト

1錠 10.1円

作成又は改訂年月

**
2023年5月改訂
(第6版)
*
2022年11月改訂

日本標準商品分類番号

872149

日本標準商品分類番号等

2012年7月

薬効分類名

A-IIアンタゴニスト

承認等

販売名

ロサルタンカリウム錠25mg「NP」

販売名コード

2149039F1201

承認・許可番号

22400AMX00362
LOSARTAN POTASSIUM TABLETS

薬価基準収載年月

2012年6月

販売開始年月

2012年6月

貯法・使用期限等

貯法
室温保存
(開封後は湿気を避けて保存すること)
使用期限
容器等に記載
注意
「取扱い上の注意」参照

基準名

日本薬局方
ロサルタンカリウム錠

規制区分

処方箋医薬品注1)
注1)注意−医師等の処方箋により使用すること

組成

有効成分(1錠中)
日本薬局方 ロサルタンカリウム 25mg
添加物
乳糖水和物、結晶セルロース、部分アルファー化デンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、酸化チタン、カルナウバロウ

性状

製剤の性状
外形
 
 
形状白色の割線入りフィルムコーティング錠
大きさ
直径
5.6mm
厚さ3.1mm
重量76.5mg
識別コードNP-371

販売名

ロサルタンカリウム錠50mg「NP」

販売名コード

2149039F2208

承認・許可番号

22400AMX00363
LOSARTAN POTASSIUM TABLETS

薬価基準収載年月

2012年6月

販売開始年月

2012年6月

貯法・使用期限等

貯法
室温保存
(開封後は湿気を避けて保存すること)
使用期限
容器等に記載
注意
「取扱い上の注意」参照

基準名

日本薬局方
ロサルタンカリウム錠

規制区分

処方箋医薬品注1)
注1)注意−医師等の処方箋により使用すること

組成

有効成分(1錠中)
日本薬局方 ロサルタンカリウム 50mg
添加物
乳糖水和物、結晶セルロース、部分アルファー化デンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、酸化チタン、カルナウバロウ

性状

製剤の性状
外形
 
 
形状白色の割線入りフィルムコーティング錠
大きさ
直径
7.6mm
厚さ3.5mm
重量152.5mg
識別コードNP-372

販売名

ロサルタンカリウム錠100mg「NP」

販売名コード

2149039F3190

承認・許可番号

22400AMX00364
LOSARTAN POTASSIUM TABLETS

薬価基準収載年月

2012年6月

販売開始年月

2012年6月

貯法・使用期限等

貯法
室温保存
(開封後は湿気を避けて保存すること)
使用期限
容器等に記載
注意
「取扱い上の注意」参照

基準名

日本薬局方
ロサルタンカリウム錠

規制区分

処方箋医薬品注1)
注1)注意−医師等の処方箋により使用すること

組成

有効成分(1錠中)
日本薬局方 ロサルタンカリウム 100mg
添加物
乳糖水和物、結晶セルロース、部分アルファー化デンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、酸化チタン、カルナウバロウ

性状

製剤の性状
外形
 
 
形状白色でティアドロップ形のフィルムコーティング錠
大きさ
長径
11.1mm
短径7.6mm
厚さ4.3mm
重量275mg
識別コードNP-373

禁忌

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
妊婦又は妊娠している可能性のある女性(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
重篤な肝障害のある患者(「慎重投与」の項参照)
アリスキレンを投与中の糖尿病患者(ただし、他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く)[非致死性脳卒中、腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧のリスク増加が報告されている。](「重要な基本的注意」の項参照)

効能又は効果

効能又は効果に関連する使用上の注意

高血圧及び蛋白尿を伴う2型糖尿病における糖尿病性腎症の場合
高血圧及び蛋白尿(尿中アルブミン/クレアチニン比300mg/g以上)を合併しない患者における本剤の有効性及び安全性は確認されていない。

効能又は効果/用法及び用量

高血圧症
通常、成人にはロサルタンカリウムとして25〜50mgを1日1回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日100mgまで増量できる。
高血圧及び蛋白尿を伴う2型糖尿病における糖尿病性腎症
通常、成人にはロサルタンカリウムとして50mgを1日1回経口投与する。なお、血圧値をみながら1日100mgまで増量できる。ただし、過度の血圧低下を起こすおそれのある患者等では25mgから投与を開始する。

用法及び用量に関連する使用上の注意

高血圧及び蛋白尿を伴う2型糖尿病における糖尿病性腎症に対して、本剤を投与後、血清クレアチニン値が前回の検査値と比較して30%(あるいは1mg/dL)以上増加した場合、及び糸球体ろ過値、1/血清クレアチニン値の勾配等で評価した腎機能障害の進展速度が加速された場合は、減量あるいは投与中止を考慮すること。

使用上の注意

慎重投与

両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者(「重要な基本的注意」の項参照)
高カリウム血症の患者(「重要な基本的注意」の項参照)
重篤な腎機能障害のある患者[高カリウム血症があらわれやすい。また、腎機能の悪化が起きるおそれがあるので、血清クレアチニンが2.5mg/dL以上の場合には、投与量を減らすなど慎重に投与すること。](「重要な基本的注意」の項参照)
肝機能障害又はその既往のある患者[外国において、健康成人と比較して軽・中等度のアルコール性肝硬変患者ではロサルタンの消失速度が遅延し、ロサルタン及びカルボン酸体の血漿中濃度がそれぞれ約5倍及び約2倍に上昇することが報告されている。]
脳血管障害のある患者[過度の降圧が脳血流不全を惹起し、病態を悪化させるおそれがある。]
体液量が減少している患者(利尿降圧剤投与中、厳重な減塩療法中、血液透析中)(「重要な基本的注意」の項参照)
高齢者(「高齢者への投与」の項参照)

重要な基本的注意

両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者においては、腎血流量の減少や糸球体ろ過圧の低下により急速に腎機能を悪化させるおそれがあるので、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、使用は避けること。
高カリウム血症の患者においては、高カリウム血症を増悪させるおそれがあるので、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、使用は避けること。また、腎機能障害、コントロール不良の糖尿病等により血清カリウム値が高くなりやすい患者では、高カリウム血症が発現するおそれがあるので、血清カリウム値に注意すること。
アリスキレンを併用する場合、腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがあるため、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。なお、eGFRが60mL/min/1.73m2未満の腎機能障害のある患者へのアリスキレンとの併用については、治療上やむを得ないと判断される場合を除き避けること。
本剤の投与によって、一過性の血圧低下(ショック症状、意識消失、呼吸困難等を伴う)を起こすおそれがあるので、そのような場合には投与を中止し適切な処置を行うこと。また、本剤投与中は定期的(投与開始時:2週間ごと、安定後:月1回程度)に血圧のモニタリングを実施すること。特に次の患者では投与は少量より開始し、増量する場合は患者の状態を十分に観察しながら徐々に行うこと。
利尿降圧剤投与中の患者
厳重な減塩療法中の患者
血液透析中の患者
降圧作用に基づくめまい、ふらつきがあらわれることがあるので、高所作業、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意させること。
手術前24時間は投与しないことが望ましい。
本剤を含むアンジオテンシンII受容体拮抗薬投与中にまれに肝炎等の重篤な肝障害があらわれたとの報告がある。肝機能検査を実施するなど、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
2型糖尿病における糖尿病性腎症の患者では貧血があらわれやすいので、本剤投与中は定期的(投与開始時:2週間ごと、安定後:月1回程度)に血液検査を実施するなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には貧血の原因を考慮し、適切な処置を行うこと。
2型糖尿病における糖尿病性腎症の患者では血清カリウム上昇及び血清クレアチニン上昇があらわれやすいので、本剤投与中は定期的(投与開始時:2週間ごと、安定後:月1回程度)に血清カリウム値及び血清クレアチニン値のモニタリングを実施し、観察を十分に行うこと。血清カリウム値及び血清クレアチニン値に異常が認められた場合には、適切な処置を行うこと。特に、本剤とアンジオテンシン変換酵素阻害剤を併用した場合、急性腎障害、高カリウム血症のリスクが増加するとの報告があるため、本剤とアンジオテンシン変換酵素阻害剤を併用する際には注意すること。

相互作用

*本剤は、薬物代謝酵素チトクロームP450 2C9(CYP2C9)及び3A4(CYP3A4)により活性代謝物であるカルボン酸体に代謝される。

併用注意

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
カリウム保持性利尿剤:スピロノラクトン、トリアムテレン等
カリウム補給剤:塩化カリウム
アンジオテンシン変換酵素阻害剤
トリメトプリム含有製剤:スルファメトキサゾール・トリメトプリム
血清カリウム上昇、高カリウム血症を起こすおそれがある。併用によりカリウム貯留作用が増強するおそれがある。腎機能障害のある患者には特に注意すること。
また、本剤とアンジオテンシン変換酵素阻害剤及びカリウム保持性利尿剤の3剤併用の場合には特に注意すること。
アリスキレン腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがあるため、腎機能、血清カリウム値及び血圧を十分に観察すること。
なお、eGFRが60mL/min/1.73m2未満の腎機能障害のある患者へのアリスキレンとの併用については、治療上やむを得ないと判断される場合を除き避けること。
併用によりレニン・アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある。
アンジオテンシン変換酵素阻害剤腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがあるため、腎機能、血清カリウム値及び血圧を十分に観察すること。併用によりレニン・アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある。
非ステロイド性消炎鎮痛剤:インドメタシン等本剤の降圧作用が減弱されるおそれがある。プロスタグランジンの合成阻害作用により、本剤の降圧作用を減弱させる可能性がある。
非ステロイド性消炎鎮痛剤:インドメタシン等腎機能が悪化している患者では、更に腎機能が悪化するおそれがある。プロスタグランジンの合成阻害作用により、腎血流量が低下するためと考えられる。
リチウム:炭酸リチウムリチウム中毒が報告されているので、血中リチウム濃度に注意すること。本剤のナトリウム排泄作用により、リチウムの蓄積が起こると考えられている。
*グレープフルーツジュース*降圧作用が減弱されるおそれがある。本剤の投与中はグレープフルーツジュースの摂取は避けること。*グレープフルーツジュースに含まれる成分のCYP3A4阻害作用によりロサルタンの活性代謝物の血中濃度が低下するため、本剤の降圧作用が減弱されるおそれがある。

副作用

副作用等発現状況の概要

本剤は、副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

重大な副作用

次のような副作用があらわれることがあるので、症状があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
アナフィラキシー(頻度不明)
不快感、口内異常感、発汗、蕁麻疹、呼吸困難、全身潮紅、浮腫等が症状としてあらわれることがあるので観察を十分に行うこと。
血管浮腫(頻度不明)
顔面、口唇、咽頭、舌等の腫脹が症状としてあらわれることがあるので観察を十分に行うこと。
急性肝炎又は劇症肝炎(頻度不明)
腎不全(頻度不明)
ショック、失神、意識消失(頻度不明)
ショック、血圧低下に伴う失神、意識消失があらわれることがあるので、観察を十分に行い、冷感、嘔吐、意識消失等があらわれた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。特に血液透析中、厳重な減塩療法中、利尿降圧剤投与中の患者では低用量から投与を開始し、増量する場合は患者の状態を十分に観察しながら徐々に行うこと。
横紋筋融解症(頻度不明)
筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので、このような場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意すること。
高カリウム血症(頻度不明)
重篤な高カリウム血症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
不整脈(頻度不明)
心室性期外収縮、心房細動等の不整脈があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
汎血球減少、白血球減少、血小板減少(頻度不明)
汎血球減少、白血球減少、血小板減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
低血糖(頻度不明)
低血糖があらわれることがある(糖尿病治療中の患者であらわれやすい)ので、観察を十分に行い、脱力感、空腹感、冷汗、手の震え、集中力低下、痙攣、意識障害等があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
低ナトリウム血症(頻度不明)
倦怠感、食欲不振、嘔気、嘔吐、痙攣、意識障害等を伴う低ナトリウム血症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど、直ちに適切な処置を行うこと。

その他の副作用

次のような症状又は異常があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
精神神経系
(頻度不明)
頭痛、めまい、耳鳴、眠気、不眠、浮遊感
循環器系
(頻度不明)
低血圧、調律障害(頻脈等)、起立性低血圧、胸痛、動悸
消化器
(頻度不明)
口内炎、口角炎、胃不快感、胃潰瘍、下痢、嘔吐・嘔気、口渇
肝臓
(頻度不明)
肝機能障害(AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、LDH上昇等)、黄疸
腎臓
(頻度不明)
BUN上昇、クレアチニン上昇
皮膚
(頻度不明)
多形紅斑、紅皮症、発疹、光線過敏、紅斑、そう痒、蕁麻疹
血液
(頻度不明)
貧血、赤血球減少、ヘマトクリット低下、好酸球増多
その他
(頻度不明)
勃起不全、咳嗽、発熱、ほてり、味覚障害、しびれ感、眼症状(かすみ、異和感等)、倦怠感、無力症/疲労、浮腫、関節痛、筋痙攣、筋肉痛、総コレステロール上昇、CK(CPK)上昇、血中尿酸値上昇、女性化乳房

高齢者への投与

高齢者では一般に生理機能が低下しているので、患者の状態に注意すること。
高齢者では一般に過度の降圧は好ましくないとされている(脳梗塞等が起こるおそれがある)ので、低用量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。
高齢者での体内薬物動態試験で、ロサルタン及びカルボン酸体の血漿中濃度が非高齢者に比べて高くなることが認められている(非高齢者に比較してロサルタン及びカルボン酸体の血漿中濃度がそれぞれ約2倍及び約1.3倍に上昇)。
高齢者と非高齢者との間で降圧効果及び副作用の発現に関する差異は認められていない。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

**妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。また、投与中に妊娠が判明した場合には、直ちに投与を中止すること。[妊娠中期及び末期にアンジオテンシン変換酵素阻害剤又はアンジオテンシンII受容体拮抗剤を投与された患者で羊水過少症、胎児・新生児の死亡、新生児の低血圧、腎不全、多臓器不全、頭蓋の形成不全及び羊水過少症によると推測される四肢の拘縮、頭蓋顔面の奇形、肺の低形成等があらわれたとの報告がある。]
**妊娠する可能性のある女性に投与する場合には、本剤の投与に先立ち、代替薬の有無等も考慮して本剤投与の必要性を慎重に検討し、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。また、投与が必要な場合には次の注意事項に留意すること。
本剤投与開始前に妊娠していないことを確認すること。本剤投与中も、妊娠していないことを定期的に確認すること。投与中に妊娠が判明した場合には、直ちに投与を中止すること。
次の事項について、本剤投与開始時に患者に説明すること。また、投与中も必要に応じ説明すること。
・妊娠中に本剤を使用した場合、胎児・新生児に影響を及ぼすリスクがあること。
・妊娠が判明した又は疑われる場合は、速やかに担当医に相談すること。
・妊娠を計画する場合は、担当医に相談すること。
[妊娠していることが把握されずアンジオテンシン変換酵素阻害剤又はアンジオテンシンII受容体拮抗剤を使用し、胎児・新生児への影響(腎不全、頭蓋・肺・腎の形成不全、死亡等)が認められた例が報告されている。1)、2)
本剤投与中は授乳を中止させること。[動物試験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されている。]

小児等への投与

小児等に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。

適用上の注意

薬剤交付時
PTP包装の薬剤は、PTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]

薬物動態

1.生物学的同等性試験
ロサルタンカリウム錠25mg「NP」
ロサルタンカリウム錠25mg「NP」は「含量が異なる経口固形製剤の生物学的同等性試験ガイドライン」(平成18年11月24日 薬食審査発第1124004号)に基づき、ロサルタンカリウム錠50mg「NP」を標準製剤としたとき、溶出挙動が等しく、生物学的に同等とみなされた。3)
ロサルタンカリウム錠50mg「NP」
ロサルタンカリウム錠50mg「NP」と標準製剤のそれぞれ1錠(ロサルタンカリウムとして50mg)を、クロスオーバー法により健康成人男子に絶食単回経口投与して血漿中ロサルタン濃度及び活性代謝物濃度を測定した。得られたそれぞれの薬物動態パラメータ(AUC0→24hr、Cmax)について統計解析を行った結果、両剤の生物学的同等性が確認された。4)
ロサルタン濃度
活性代謝物濃度
血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
ロサルタンカリウム錠100mg「NP」
ロサルタンカリウム錠100mg「NP」と標準製剤のそれぞれ1錠(ロサルタンカリウムとして100mg)を、クロスオーバー法により健康成人男子に絶食単回経口投与して血漿中ロサルタン濃度及び活性代謝物濃度を測定した。得られたそれぞれの薬物動態パラメータ(AUC0→24hr、Cmax)について統計解析を行った結果、両剤の生物学的同等性が確認された。5)
ロサルタン濃度
活性代謝物濃度
血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
溶出挙動
ロサルタンカリウム錠25mg「NP」、ロサルタンカリウム錠50mg「NP」及びロサルタンカリウム錠100mg「NP」は、日本薬局方医薬品各条に定められたロサルタンカリウム錠の溶出規格に適合していることが確認されている。6)

薬効薬理

アンギオテンシンII受容体のうちAT受容体と選択的に結合し、アンギオテンシンIIの生理作用を阻害することによって降圧作用を現す。本薬の主代謝物のカルボン酸体も本薬と同様の作用を示す。なお、ブラジキニンの分解酵素(キニナーゼII)には直接作用しない。7)

有効成分に関する理化学的知見

一般名
ロサルタンカリウム(Losartan Potassium)
化学名
Monopotassium 5-{[4'-(2-butyl-4-chloro-5-hydroxymethyl-1H-imidazol-1-yl)methyl]biphenyl-2-yl}-1H-tetrazol-1-ide
分子式
C22H22ClKN6O
分子量
461.00
構造式
性状
・白色の結晶性の粉末である。
・水に極めて溶けやすく、メタノール又はエタノール(99.5)に溶けやすい。

取扱い上の注意

安定性試験
ロサルタンカリウム錠25mg「NP」
最終包装製品を用いた加速試験(40℃、相対湿度75%、6カ月)の結果、ロサルタンカリウム錠25mg「NP」は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。8)
ロサルタンカリウム錠50mg「NP」
最終包装製品を用いた加速試験(40℃、相対湿度75%、6カ月)の結果、ロサルタンカリウム錠50mg「NP」は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。9)
ロサルタンカリウム錠100mg「NP」
最終包装製品を用いた加速試験(40℃、相対湿度75%、6カ月)の結果、ロサルタンカリウム錠100mg「NP」は通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された。10)

包装

ロサルタンカリウム錠25mg「NP」:
100錠(PTP) 500錠(PTP、バラ)
ロサルタンカリウム錠50mg「NP」:
100錠(PTP) 500錠(PTP、バラ)
ロサルタンカリウム錠100mg「NP」:
100錠(PTP)

主要文献及び文献請求先

主要文献

1
**阿部真也 他:周産期医学,47,1353(2017)
2
**齊藤大祐 他:鹿児島産科婦人科学会雑誌,29,49(2021)
3
ニプロ(株):社内資料(生物学的同等性試験)
4
ニプロ(株):社内資料(生物学的同等性試験)
5
ニプロ(株):社内資料(生物学的同等性試験)
6
ニプロ(株):社内資料(溶出試験)
7
*第十八改正日本薬局方解説書
8
ニプロ(株):社内資料(安定性試験)
9
ニプロ(株):社内資料(安定性試験)
10
ニプロ(株):社内資料(安定性試験)

文献請求先

文献請求先・製品情報お問い合わせ先

主要文献欄に記載の社内資料につきましても下記にご請求ください。

ニプロ株式会社 医薬品情報室
〒531-8510 大阪市北区本庄西3丁目9番3号
 0120-226-898
FAX 06-6375-0177

製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

製造販売
ニプロ株式会社
大阪市北区本庄西3丁目9番3号

先発薬

後発薬

                                                                                                                                                                                                       

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