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閲覧履歴

デルマクリンクリーム1%

抗炎症・鎮痒外用剤

1g 11円

作成又は改訂年月

*
2012年1月改訂
(第4版)
2011年4月改訂
(第3版)

日本標準商品分類番号

872649

日本標準商品分類番号等

1977年7月

薬効分類名

抗炎症・鎮痒外用剤

承認等

デルマクリンクリーム1%

販売名コード

2649720N1028

承認・許可番号

22000AMX01549000
DERMACRIN Cream 1%

薬価基準収載年月

2008年6月

販売開始年月

1967年7月

貯法・使用期限等

貯法
室温保存
使用期限
外箱、容器に表示

組成

成分・含量
1g中 グリチルレチン酸 10mg
添加物
白色ワセリン、ステアリルアルコール、プロピレングリコール、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60、モノステアリン酸グリセリン、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル

性状

色調・剤形白色のクリーム

一般的名称

グリチルレチン酸製剤

効能又は効果

効能又は効果

湿疹、皮膚そう痒症、神経皮膚炎

用法及び用量

通常、症状により適量を1日数回患部に塗布または塗擦する。

使用上の注意

副作用

過敏症:皮膚の刺激感等の過敏症状があらわれることがあるので、このような場合には使用を中止すること。

適用上の注意

使用部位
眼科用として使用しないこと。

臨床成績

*1.各種皮膚疾患に対するデルマクリンクリーム1%の一般臨床試験(303例)の有効率は次のとおりである。1)〜13)
*2.デルマクリンA軟膏1%の顔面皮膚炎に対する一般臨床試験
軽症から軽微の顔面皮膚炎患者31例を対象に、デルマクリンA軟膏1%の有効性を検討した結果、落屑、皮膚乾燥、そう痒に対して改善効果が認められた14)
疾患名有効以上 有効率(%)やや有効以上 有効率(%)
湿疹68.0%(87/128)80.5%(103/128)
皮膚そう痒症74.0%(37/50)88.0%(44/50)
皮膚炎74.4%(93/125)81.6%(102/125)

薬効薬理

*抗炎症作用
(1)グリチルレチン酸は、TPA誘導によるマウスの耳介浮腫を抑制する15)
(2)ハイデルマートクリーム2%は、DNFB誘導によるマウスの耳介腫脹を抑制する16)
肥満細胞脱顆粒抑制作用
グリチルレチン酸は、ラットの肥満細胞を用いたin vitroの実験系において、肥満細胞からのヒスタミン遊離を抑制する17)
ホスホリパーゼA2阻害作用
グリチルレチン酸は、in vitroの実験系において、アラキドン酸代謝系の初発酵素である炎症性ホスホリパーゼA2の酵素活性を選択的に阻害する18)
*鎮痒作用
グリチルレチン酸は、サブスタンスP、PAR-2アゴニストによるマウスそう痒行動を抑制するとともに、サブスタンスPによるLTB4産生を抑制する19)

有効成分に関する理化学的知見

一般名
グリチルレチン酸 (glycyrrhetinic acid)
化学名
3β-hydroxy-11-oxoolean-12-en-30-oic acid
分子式
C30H46O4
分子量
470.68
融点
288〜297℃
構造式
性状
白色の結晶性の粉末で、におい及び味はない。ピリジンに溶けやすく、エタノール又はクロロホルムにやや溶けやすく、石油エーテルに溶けにくく、水にほとんど溶けない。

取扱い上の注意

軟膏・クリームを空気中に長時間放置すると変色することがある。

包装

10g×20(アルミチューブ)
100g(プラスチック容器)
500g(プラスチック容器)

主要文献及び文献請求先

主要文献

1
久保 縁:新薬と臨牀,17, 217, 1968.
2
師井庸夫:皮膚と泌尿, 25, 237, 1963.
3
中島春美:治療, 49, 1225, 1967.
4
菅原光雄 ほか:新薬と臨牀, 17, 1516, 1968.
5
山内 隆:新薬と臨牀, 18, 591, 1969.
6
鈴木千代吉 ほか:新薬と臨牀, 18, 875, 1969.
7
岡野敬多 ほか:新薬と臨牀, 18, 133, 1969.
8
針生敬三:皮膚, 11, 176, 1969.
9
奥田宣弘 ほか:産科と婦人科, 45, 656, 1978.
10
森田 清:小児科診療, 33, 1259, 1970.
11
太藤重夫 ほか:ミヤリサン製薬(株)社内資料
12
島川富昌:ミヤリサン製薬(株)社内資料
13
菊池芳夫 ほか:ミヤリサン製薬(株)社内資料
14
*山田裕道 ほか:診療と新薬, 48, 1073, 2011.
15
Inoue, H., et al. : Br. J. Pharmacol., 96, 204, 1989.
16
*門野岳史 ほか:臨牀と研究, 88, 931, 2011.
17
Imanishi, N., et al. : Biochem. Pharmacol., 38, 2521, 1989.
18
Shimoyama, Y., et al. : Biol. Pharm. Bull., 24, 1004, 2001.
19
*Akasaka, Y., et al. : Eur. J. Pharmacol., 670, 175, 2011.

文献請求先

*主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求下さい。
ミヤリサン製薬株式会社 学術部
〒114-0016 東京都北区上中里1丁目10番3号
電話 03-3917-1191
FAX 03-3940-1140
株式会社 ミノファーゲン製薬 くすり相談窓口
〒160-0023 東京都新宿区西新宿3-2-11
電話 03-5909-2322
FAX 03-5909-2132

製造業者又は輸入販売業者の氏名又は名称及び住所

販売元
ミヤリサン製薬株式会社
東京都北区上中里1丁目10番3号
販売提携
株式会社ミノファーゲン製薬
東京都新宿区西新宿3-2-11
製造販売元
摩耶堂製薬株式会社
兵庫県神戸市西区玉津町居住65-1

先発薬

後発薬

                                                                                                                                                                                                       

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