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閲覧履歴

ニソリ輸液

電解質補給輸液剤

1瓶 215円

添付文書番号

3319534A3147_3_04

企業コード

730869

作成又は改訂年月

2023年12月改訂
(第1版)

日本標準商品分類番号

873319

薬効分類名

電解質補給輸液剤

承認等

販売名

ニソリ輸液

販売名コード

3319534A3147

販売名英字表記

Nisori Injection

販売名ひらがな

にそりゆえき

承認番号等

承認番号
21900AMX01322

販売開始年月

1968年4月

貯法、有効期間

貯法
室温保存
有効期間
3年

規制区分

処方箋医薬品 注1)
注1)注意―医師等の処方箋により使用すること

一般的名称

乳酸リンゲル液

禁忌(次の患者には投与しないこと)

高乳酸血症の患者[高乳酸血症が悪化するおそれがある。]

組成・性状

組成

ニソリ輸液
容量
500mL
有効成分
(1瓶中)
日局 塩化ナトリウム
3.0g
日局 塩化カリウム
0.15g
日局 塩化カルシウム水和物
0.1g
乳酸ナトリウム
1.55g
電解質濃度(mEq/L)
Na+
130
K+
4
Ca2+
3
Cl
109
Lactate
28

製剤の性状

ニソリ輸液
性状
無色又は微着色の液
pH
6.5~7.5
浸透圧比
0.5~1.4(生理食塩液に対する比)

効能又は効果

循環血液量及び組織間液の減少時における細胞外液の補給・補正、代謝性アシドーシスの補正

用法及び用量

通常成人、1回500~1000mLを点滴静注する。投与速度は通常成人1時間あたり300~500mLとする。なお、年齢、症状、体重により適宜増減する。

特定の背景を有する患者に関する注意

合併症・既往歴等のある患者

  1. 心不全の患者
    循環血液量の増加により、症状が悪化するおそれがある。
  2. 高張性脱水症の患者
    水分補給が必要であり、電解質を含む本剤の投与により症状が悪化するおそれがある。
  3. 閉塞性尿路疾患により尿量が減少している患者
    水分、電解質等の排泄が障害されているため、症状が悪化するおそれがある。

腎機能障害患者

水分、電解質の過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。

肝機能障害患者

  1. 重篤な肝障害のある患者
    水分、電解質代謝異常、高乳酸血症が悪化する又は誘発されるおそれがある。

妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

小児等

小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。

高齢者

投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

その他の副作用

頻度不明
過敏症
紅斑、蕁麻疹、そう痒感
大量・急速投与
肺水腫、脳浮腫、末梢の浮腫

適用上の注意

全般的な注意
  1. 使用時には、感染に対する配慮をすること。
  2. 注射針や輸液セットのびん針は、ゴム栓の刻印部(〇印)に垂直にゆっくりと刺すこと。斜めに刺した場合、削り片の混入及び液漏れの原因となるおそれがある。また、針は同一箇所に繰り返し刺さないこと。
薬剤調製時の注意
薬剤を配合する場合には、配合変化に注意すること。
薬剤投与時の注意
  1. 原則として、連結管を用いたタンデム方式による投与は行わないこと。輸液セット内に空気が流入するおそれがある。
  2. 容器の目盛りは目安として使用すること。
  3. 通気針は不要であるが、薬液量が少なくなると排出速度が低下してくるので、滴下速度に十分注意すること。
  4. 残液は使用しないこと。

薬効薬理

作用機序
乳酸リンゲル液は細胞外液と電解質組成が近似していることから、各種の侵襲時及びショック時にみられる機能的細胞外液を補い、循環血液量を安定させショックを防止する,,,。また、乳酸ナトリウムは体内で代謝されてHCO3となり、体内のHと結合して代謝性アシドーシスを補正する。

取扱い上の注意

  1. 液漏れの原因となるので、強い衝撃や鋭利なものとの接触等を避けること。
  2. 以下の場合には使用しないこと。
    • 容器表面に水滴や結晶が認められる場合
    • 容器から薬液が漏れている場合
    • 性状その他薬液に異状が認められる場合

包装

500mL×20瓶(プラスチックボトル)

主要文献

1
藤田達士ほか:臨床と研究. 1968;45:142-156
2
山村秀夫:綜合臨床. 1967;16:1210-1215
3
田中茂稔:呼吸と循環. 1967;15:479-482
4
Shires T,et al.:Arch Surg. 1964;88:688-693

文献請求先及び問い合わせ先

ヴィアトリス製薬株式会社 メディカルインフォメーション部
〒105-0001 東京都港区虎ノ門5丁目11番2号
フリーダイヤル 0120-419-043

製造販売業者等

製造販売元
ヴィアトリス・ヘルスケア合同会社
東京都港区虎ノ門5丁目11番2号
販売元
ヴィアトリス製薬株式会社
東京都港区虎ノ門5丁目11番2号

(参考情報)

〈参考〉
開栓時の注意
(1)プルオフリングの支柱部が向こう側になるようにボトルを保持する。
(2)プルオフリングの上から人差し指を入れ、リングに指をかける。
(3)親指で支え、手前方向へ約45度にゆっくり引くと開栓できる。

先発薬

後発薬

                                                                                                                                                                                                       

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