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ピリドキサール錠10mg「イセイ」

補酵素型ビタミンB6製剤

1錠 5.7円

添付文書番号

3134003F1205_1_12

企業コード

130107

作成又は改訂年月

2024年1月改訂
(第1版)

日本標準商品分類番号

873134

薬効分類名

補酵素型ビタミンB6製剤

承認等

販売名

ピリドキサール錠10mg「イセイ」

販売名コード

3134003F1205

販売名英字表記

PYRIDOXAL Tablets 10mg“ISEI”

販売名ひらがな

ぴりどきさーるじょう10mg「いせい」

承認番号等

承認番号
14200AZZ06110000

販売開始年月

1968年12月

貯法、有効期間

貯法
室温保存
有効期間
3年

販売名

ピリドキサール錠30mg「イセイ」

販売名コード

3134003F3143

販売名英字表記

PYRIDOXAL Tablets 30mg“ISEI”

販売名ひらがな

ぴりどきさーるじょう30mg「いせい」

承認番号等

承認番号
14200AZZ06112000

販売開始年月

1968年12月

貯法、有効期間

貯法
室温保存
有効期間
3年

一般的名称

ピリドキサールリン酸エステル水和物錠

組成・性状

組成

ピリドキサール錠10mg「イセイ」
有効成分
1錠中
日局 ピリドキサールリン酸エステル水和物  10mg
添加剤
乳糖水和物、トウモロコシデンプン、結晶セルロース、合成ケイ酸アルミニウム・ヒドロキシプロピルスターチ・結晶セルロース、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロースフタル酸エステル、白色セラック、グリセリン脂肪酸エステル、白糖、沈降炭酸カルシウム、タルク、アラビアゴム末、ゼラチン、ポリオキシエチレン(105)ポリオキシプロピレン(5)グリコール、酸化チタン及びカルナウバロウ
ピリドキサール錠30mg「イセイ」
有効成分
1錠中
日局 ピリドキサールリン酸エステル水和物  30mg
添加剤
乳糖水和物、トウモロコシデンプン、結晶セルロース、合成ケイ酸アルミニウム・ヒドロキシプロピルスターチ・結晶セルロース、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロースフタル酸エステル、白色セラック、グリセリン脂肪酸エステル、白糖、沈降炭酸カルシウム、タルク、アラビアゴム末、ゼラチン、ポリオキシエチレン(105)ポリオキシプロピレン(5)グリコール、カルナウバロウ、赤色3号及び黄色5号

製剤の性状

ピリドキサール錠10mg「イセイ」
剤形腸溶性糖衣錠
色調白色
外形
表面
裏面
側面
大きさ
大きさ(直径)
8.1mm
大きさ(厚さ)
約4.6mm
質量240mg
識別コードIC-471
ピリドキサール錠30mg「イセイ」
剤形腸溶性糖衣錠
色調だいだい色
外形
表面
裏面
側面
大きさ
大きさ(直径)
8.1mm
大きさ(厚さ)
約4.6mm
質量240mg
識別コードPRD-30

効能又は効果

1.ビタミンB6欠乏症の予防及び治療(薬物投与によるものを含む。例えばイソニアジド)
2.ビタミンB6の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦など)
3.ビタミンB6依存症(ビタミンB6反応性貧血など)
4.下記疾患のうち、ビタミンB6の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
(1)口角炎、口唇炎、舌炎、口内炎
(2)急・慢性湿疹、脂漏性湿疹、接触皮膚炎、アトピー皮膚炎
(3)尋常性痤瘡
(4)末梢神経炎
(5)放射線障害(宿酔)
4の適応(効能又は効果)に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。

用法及び用量

ピリドキサールリン酸エステル水和物として、通常成人1日10~60mgを1~3回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
きわめてまれであるが、依存症の場合には、より大量を用いる必要のある場合もある。

用法及び用量に関連する注意

依存症に大量を用いる必要のある場合は観察を十分に行いながら投与すること。特に新生児、乳幼児への投与は少量から徐々に増量し、症状に適合した投与量に到達させること。

特定の背景を有する患者に関する注意

小児等

  1. 新生児、乳幼児に大量に用いた場合、横紋筋融解症、下痢、嘔吐、肝機能異常等の副作用があらわれることがある。
  2. 小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

相互作用

併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
レボドパ
レボドパの作用を減弱することがある。
ピリドキシンがレボドパの末梢での脱炭酸化を促進し、脳内作用部位への到達量を減少させるためと考えられている。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

重大な副作用

  1. 横紋筋融解症(頻度不明)
    新生児、乳幼児に大量に用いた場合、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれ、急性腎障害等の重篤な腎障害に至ることがある。

その他の副作用

頻度不明
過敏症
発疹等の過敏症状
消化器
悪心、食欲不振、腹部膨満感、下痢注)、嘔吐注)
肝臓注)
肝機能異常
注)新生児、乳幼児に大量に用いた場合、認められたとの報告がある。

適用上の注意

薬剤交付時の注意
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

臨床成績

有効性及び安全性に関する試験

脂漏性皮膚炎を中心とした皮膚疾患に対する二重盲検試験において有用性が認められている。

薬効薬理

作用機序
ピリドキサールリン酸エステルは、補酵素として数多くの酵素に関与しているが、代表的なものとして、アミノ基転移酵素(Transaminase)、キヌレニン分解酵素(Kynureninase)、アミノ酸脱炭酸酵素(Aminoacid decarboxylase)、脱水素酵素(Dehydrase)、モノアミン酸化酵素(Monoamine oxidase)、ヒスタミン分解酵素(Histaminase)等があげられている。

有効成分に関する理化学的知見

一般的名称
ピリドキサールリン酸エステル水和物
(Pyridoxal Phosphate Hydrate)
化学名
(4-Formyl-5-hydroxy-6-methylpyridin-3-yl)methyl dihydrogenphosphate monohydrate
分子式
C8H10NO6P・H2O
分子量
265.16
性状
本品は微黄白色~淡黄色の結晶性の粉末である。
本品は水に溶けにくく、エタノール(99.5)にほとんど溶けない。
本品は希塩酸又は水酸化ナトリウム試液に溶ける。
本品0.1gを水200mLに溶かした液のpHは3.0~3.5である。
本品は光によって淡紅色となる。
化学構造式

包装

〈ピリドキサール錠10mg「イセイ」〉
100錠[10錠(PTP)×10]
1000錠[10錠(PTP)×100]
1000錠[バラ(ポリエチレン袋)]
〈ピリドキサール錠30mg「イセイ」〉
100錠[10錠(PTP)×10]
1000錠[10錠(PTP)×100]

主要文献

1
坂本邦樹ほか:臨床皮膚泌尿器科.1964;18(11):1145-1147
2
Holtz P.,et al.:Pharm.Rev.1964;16(2):113-178

文献請求先及び問い合わせ先

コーアイセイ株式会社 くすり相談窓口
〒990-2495 山形市若葉町13番45号
TEL 023(666)5797
FAX 023(624)4717

製造販売業者等

製造販売元
コーアイセイ株式会社
山形市若葉町13番45号

先発薬

後発薬

                                                                                                                                                                                                       

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