作成又は改訂年月
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2017年9月改訂
(第8版)
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2016年2月改訂
日本標準商品分類番号
薬効分類名
承認等
販売名
ヒルドイドローション0.3%
販売名コード
承認・許可番号
22000AMX02391000
Hirudoid Lotion
薬価基準収載年月
販売開始年月
貯法・使用期限等
組成
成分・含量(1g中)
ヘパリン類似物質 3.0mg
添加物
グリセリン、白色ワセリン、スクワラン、セタノール、還元ラノリン、セトマクロゴール1000、モノステアリン酸グリセリン、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、カルボキシビニルポリマー、ジイソプロパノールアミン
性状
性状 | 白色のローション剤で、わずかに特異なにおいがある |
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**基剤の種類 | 水中油型の乳剤性基剤 |
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一般的名称
禁忌
(次の患者には使用しないこと)
出血性血液疾患(血友病、血小板減少症、紫斑病等)のある患者〔血液凝固抑制作用を有し、出血を助長するおそれがある〕
僅少な出血でも重大な結果を来すことが予想される患者〔血液凝固抑制作用を有し、出血を助長するおそれがある〕
効能又は効果
血栓性静脈炎(痔核を含む)、血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患(注射後の硬結並びに疼痛)、凍瘡、肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防、進行性指掌角皮症、皮脂欠乏症、外傷(打撲、捻挫、挫傷)後の腫脹・血腫・腱鞘炎・筋肉痛・関節炎、筋性斜頸(乳児期)
用法及び用量
使用上の注意
副作用
副作用等発現状況の概要
総投与症例121例中、本剤による副作用は認められなかった。(承認時)
本剤と生物学的同等性を有する製剤の副作用に基づいて記載した。
その他の副作用
次のような症状があらわれた場合には、使用を中止するなど適切な処置を行うこと。
**過敏症
頻度不明
皮膚刺激感
過敏症
0.1〜5%未満
皮膚炎、そう痒、発赤、発疹、潮紅等
皮膚(投与部位)
頻度不明
紫斑
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
適用上の注意
投与部位
潰瘍、びらん面への直接塗擦又は塗布を避けること。
眼には使用しないこと。
臨床成績
国内総計114例を対象とした臨床試験1)〜3)における改善率は、次のとおりであった。
対象疾患名 | 改善率(%)〔改善以上〕 |
皮脂欠乏症 | 98.1〔53/54〕 |
進行性指掌角皮症 | 85.2〔23/27〕 |
肥厚性瘢痕・ケロイド | 66.7〔10/15〕 |
外傷(捻挫、挫傷) | 100〔18/18〕 |
薬効薬理
血液凝固抑制作用4)5)
血液凝固時間を延長し、血液凝固抑制作用を示す。(ヒト、イヌ、ウサギ)
血流量増加作用6)〜8)
水素クリアランス法による実験で、皮膚組織血流量の増加を認めた。(ウサギ)
血腫消退促進作用7)
実験的血腫の消退促進を認めた。(ウサギ)
角質水分保持増強作用
皮膚に対する保湿効果を有し(ヒト)9)、実験的乾燥性皮膚において角質水分保持増強作用を認めた8)10)。(モルモット)
線維芽細胞増殖抑制作用5)11)
組織癒着防止に関する実験で、線維芽細胞増殖の抑制を認めた。(ウサギ)
有効成分に関する理化学的知見
一般名
ヘパリン類似物質(Heparinoid)
性 状
帯黄白色の無晶性の粉末で、においはなく、味はわずかに苦い。
水に溶けやすく、メタノール、エタノール(95)、アセトン又は1-ブタノールにほとんど溶けない。
水溶液(1→20)のpHは5.3〜7.6である。
包装
25g×10、25g×50、50g×10、50g×50
主要文献及び文献請求先
主要文献
1
原田昭太郎ら:臨床医薬,17(7),1051(2001)
2
大島良夫ら:臨床医薬,17(7),1079(2001)
3
山崎 誠ら:臨床医薬,17(7),1071(2001)
4
石川浩一ら:外科,17(12),849(1955)
5
中安国裕:東京慈恵会医科大学雑誌,76(2),494(1961)
6
前田誠二ら:薬効薬理に関する社内資料(血流量増加作用)
7
木戸裕子ら:基礎と臨床,30(3),463(1996)
8
土肥孝彰ら:薬理と治療,29(2),127(2001)
9
安藤隆夫ら:日本香粧品科学会誌,8(3),246(1984)
10
難波和彦:久留米医学会雑誌,51(6),407(1988)
11
間狩 孝:日本外科宝函,28(9),3757(1959)
文献請求先
文献請求先・製品情報に関するお問い合わせ先
主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求下さい。
マルホ株式会社 製品情報センター
〒531-0071 大阪市北区中津1-11-1
TEL:0120-12-2834
製造販売業者等の氏名又は名称及び住所